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予約が入るリノベ民泊、入らないリノベ民泊。その差はどこにあるのか

2026.08.25(Tue)

宿泊施設落合ブログ

予約が入るリノベ民泊、入らないリノベ民泊。その差はどこにあるのか

「同じようなエリアで、同じような広さなのに、なぜあの宿は予約が埋まっているんだろう」

民泊運営に関わっていると、一度はそう感じたことがあるのではないでしょうか。

空室が続く物件と、常に予約で埋まっている物件。その差は、実は「価格」だけでは説明がつきません。

価格勝負は、いつか必ず限界が来る

もちろん、価格設定は集客に影響する要素のひとつです。相場より高すぎれば選ばれにくくなりますし、逆に安さだけを武器にすれば、短期的には予約が入ることもあるでしょう。

しかし、価格だけで戦う宿には弱点があります。

それは

「もっと安い宿が現れたら、簡単に乗り換えられてしまう」

ということです。

価格勝負とは、常に自分より安い誰かに脅かされ続ける戦い方です。体力のある大手や、新規参入の物件に価格で対抗し続けるのは、決して持続可能な戦略とは言えません。

予約が入る宿にあるのは「体験」と「宛先」

予約が埋まっている宿を観察すると、共通しているのは次の2点です。

1. 泊まることで、どんな体験ができるかが明確

古民家の梁を活かした空間で非日常を味わいたい人、

家族や仲間と静かな時間を過ごしたい人、

写真映えする空間でSNSに投稿したい人

——「ここに泊まると、こんな時間が過ごせる」というイメージが、写真や文章から伝わってくる宿は、選ばれる理由がはっきりしています。

2. 誰に向けた宿なのかが決まっている

「誰にでも合う宿」を目指した結果、実は「誰の記憶にも残らない宿」になってしまうケースは少なくありません。

予約が入る宿は、ターゲットが明確だからこそ、その人にとって「まさにこれが欲しかった」と刺さる宿になっています。

つまり、予約が入る宿とは、価格ではなく「体験の設計」と「ターゲットの解像度」で選ばれている宿なのです。

「誰に泊まってほしいか」から逆算する

MADARAが民泊のリノベーションに関わる際、最初に考えるのは間取りでも内装材でもなく、「この宿に、誰に泊まってほしいか」という問いです。

  • 静けさを求める大人二人旅なのか
  • にぎやかに過ごしたいグループ旅行なのか
  • 長期滞在するワーケーション層なのか

この宛先が定まって初めて、内装のトーン、家具の選び方、アメニティの充実度、写真の撮り方まで、すべての意思決定に一本の軸が通ります。逆にここが曖昧なまま進めてしまうと、無難ではあるけれど誰の心も動かさない空間になってしまいます。

どうせ泊まるなら、期待できる宿を

旅行者の立場に立って考えてみても、同じことが言えます。

安いだけの宿は「とりあえず眠れればいい」という選択にしかなりませんが、「ここでしか味わえない時間がありそうだ」と期待させてくれる宿は、多少価格が高くても選ばれます。

むしろ、その期待こそが、価格以上の価値として認識されるのです。

そしてその期待は、レビューやリピート、SNSでの拡散という形で、次の予約を連れてきます。予約が入り続ける宿とは、一度の宿泊体験が次の集客につながる「良い循環」を持った宿なのです。

まとめ

予約が入る民泊と入らない民泊の違いは、豪華さでも価格でもなく、「誰のために、どんな体験を用意しているか」が明確かどうかにあります。

既存の建物を活かしながら民泊を始めたい、あるいは今の宿の稼働率を上げたいとお考えの方は、まず「この宿に、誰に泊まってほしいか」を一緒に考えるところから始めてみませんか。

この記事に関連する話題 ▶ その物件を、選ばれ続ける空間に。(収益不動産・宿泊施設をお考えの方へ) ▶ デザインは最後でいい、成果を出すリノベーションの「設計の順番」。(では、どうやるのか)

空間づくりについて、まずお話を聞かせてください。

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その話から、一緒に始めましょう。

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この記事を書いているのは、横浜を拠点に、東京・神奈川・横浜でリノベーション設計施工、全国でリノベーション設計を手がける株式会社MADARAです。住宅やオフィス・店舗、収益不動産・宿泊施設まで、空間ブランディングの視点で設計しています。

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