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デザインは、最後でいい。
成果を出すリノベーションの「設計の順番」

2026.07.09(Thu)

高瀬ブログ

デザインは、最後でいい。成果を出すリノベーションの「設計の順番」
デザインは、最後でいい。——成果を出すリノベーションの「設計の順番」 | MADARA Inc.

デザインは、最後でいい。 ——成果を出すリノベーションの「設計の順番」

デザインが美しいのに、なぜか選ばれない商品がある。おしゃれな内装なのに、なぜか選ばれない飲食店がある。内装にこだわったのに、なぜか予約が入らない宿がある。

「結局、デザインが良くても結果は出ないのか」——そう思ったことはないでしょうか?

半分は、その通りです。デザイン”だけ”が良くても、成果にはなりません。でも、残りの半分に答えがあります。成果を分けるのは、デザインの良し悪しではなく、その手前にある「設計の順番」です。

ここでいう設計とは、図面を引くことだけではありません。何を・誰に・どんな体験として届けるかを決める、すべての順番のことです。

実は、多くの設計者も、この広義の設計を経験と勘で行っています。ただ、その多くはなんとなくで、順番も定まっていません。(私がそうでした笑)だから、うまくいく時といかない時が生まれる。

MADARAは、この順番を明確な設計プロセスとして構造化しました。だから、成果が再現できるのです。

MADARAでは、デザインをいちばん最後にしか考えません。目的・市場・コンセプトが決まって、はじめてデザインに手をつけます。なぜなら、デザインは「何を・誰に・どんな体験として届けるか」が決まって初めて、力を発揮するものだからです。

蒲田の宿泊施設 ビフォーアフター

蒲田の宿泊施設 ビフォーアフター


設計の順番とは何か

宿泊施設を例にとると、こうなります。そして各段階で、私は違う職能に切り替わります。

01

目的思考|このとき、私はコーチになる

何のためにつくるのか。誰の、どんな喜びをつくるのか。まず図面ではなく、オーナーの話をただ聴きます。コーチングとは、教えることではなく、その人の中にすでにある答えを引き出す対話の技術です。オーナー自身も言葉にできていなかった”本当の目的”が、対話の中から立ち上がってくる。

目的が定まると、その施設の個性が現れます。逆に、目的が曖昧なまま進めた設計は、最後までブレます。

02

マーケティング思考|このとき、私はマーケッターになる

誰のための空間か。ここでは一転して、外側の市場を冷静に読みます。万人向けを狙った空間ほど、結果として誰にも強く選ばれません。絞り込む勇気こそが、価値を明確にします。

内側の想い(01)に、届く相手の輪郭を与える。それがこの段階です。

03

ブランディング思考|このとき、私はプロデューサーになる

ターゲットが喜ぶ体験価値と、その空間だけの物語を設計します。物語の素材は、一つではありません。その土地・建物・エリアが歩んできた歴史と文化、これからのエリア像。商品やサービスの背景。そしてオーナー自身の人生。それぞれの過去・現在・未来を丁寧に読み解き、掛け合わせて、一つのコンセプトへ束ねていく。

この01〜03が揃ったとき、「何を・誰に・どんな体験として届けるか」=コンセプトが決まります。


実際の結果

新小岩の宿泊施設 ビフォーアフター

新小岩の宿泊施設 ビフォーアフター

この順番で設計した東京・新小岩の宿泊施設では、開業1週間で2か月先の予約が3分の2埋まりました。12月の月売上は200万円超。賃貸運用と比べて3〜5倍の収益を実現しています。

そして、こんな口コミをいただいています。

「建物に入った瞬間に歓声が上がるほど素敵な空間でした」

「今までで一番綺麗で快適な素晴らしい宿でした」

「和モダンなデザインがとても落ち着く雰囲気でした」

数字だけでなく、泊まった方の感動として結果が出ています。


これは、宿泊施設だけの話ではありません

店舗も、オフィスも——順番は同じです。

フタバストア 客席

フタバストア(店舗)

HIROKAオフィス 休憩室

HIROKAオフィス(オフィス)

「何のためか」(目的)、「誰のためか」(マーケティング)、「何を提供するか」(ストーリー・体験価値)。この三つが決まってコンセプトができあがり、そこで初めて、デザインが必要になります。

デザインが美しいから選ばれるのではありません。目的があり、ターゲットが定まり、そのターゲットが喜ぶ体験がコンセプトに込められているから、選ばれるのです。

デザインが美しいから、収益を生むわけではありません。
ターゲットに深く選ばれる空間だからこそ、収益が続き、資産として価値が高まっていくのです。

目的 × マーケティング × ストーリー・体験価値。
この掛け合わせがコンセプトになり、選ばれ続ける空間の土台をつくります。


そして、コンセプトを「空間」に変える

ここまでが、設計の前半——「何をつくるか」を決めるプロセスです。

では、決まったコンセプトを、どうやって実際の空間に翻訳するのか。古い建物の中に眠る価値を見出し、新旧を重ね合わせて唯一無二の空間に仕立てる。ここで初めて、デザイナーの出番になります。MADARAはこれを「見立て」と呼んでいます。

そして、見立てで生まれた空間は、完成がゴールではありません。大切にしたくなる空間は、使う人が自然と手をかけ、育て、与え始めます。与えるほどに、空間は応えて返してくる。その循環が回り出したとき、成果は自走します。

さらにMADARAは、望まれれば、そこから先も伴走します。運営・集客・専門家、時には事業そのものの人脈まで——私のネットワークを活かして、オーナーが成果を出しきるために必要な人を繋ぐ。空間をつくって終わり、ではありません。

「見立て」の詳しい話、そして完成後に空間と人がどう育っていくかは、近日公開予定です。

デザインは、この3つの思考の積み重ねの最後に来る。
だからこそ、選ばれ続ける空間になるのです。

MADARAの根幹記事 ——この6本から読んでください
  • ▶ モノづくりの原体験
  • ▶ 空間は、人を変える
  • ▶ なぜあの家は、時を経るごとに良くなったのか?
  • ▶ 愛の本質は、一体感
  • ▶ 建てない建築士という選択
  • ▶ なぜ初回打合せで空間の話をしないのか

あなたの空間の「順番」を、一緒に考えます。

まずはお気軽にご相談ください。

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