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2026.10.28(Wed)

落合ブログ

「ホテルのような部屋」と「ホテルライクな住まい」は違う

白い壁、整ったベッドメイク、ほのかな間接照明。ホテルに泊まったとき、「こんな空間で暮らせたら」と思われた方は多いのではないでしょうか。

けれど、ホテルの内装をそのまま持ち込んでも、ホテルライクな住まいにはなりません。ホテルの心地よさは、素材や家具だけでなく、「迎えられる体験」が設計されていることから生まれているからです。

タワーマンションのセカンドハウスは、その体験を自分のためにつくれる、数少ない場所だと私たちは考えています。

セカンドハウスは、「使い方」から設計が変わる

メインの住まいと違い、セカンドハウスには独特の使い方があります。

  • 滞在は、週末や数日など、限られた時間になる
  • 来るたびに「帰ってきた」と同時に「非日常に入った」と感じたい
  • 不在の期間が長く、日々の手入れが行き届かない時間もある
  • ご家族や友人、大切なゲストを迎える機会がある

つまり、必要なのは日常の家事を回すための設計ではなく、滞在の時間を最高にするための設計です。同じ広さでも、メインの住まいとは優先順位がまったく変わります。

まず決めたいのは、「誰が、どんな時間を過ごす場所か」

セカンドハウスは、目的が明確なほど、満足度の高い空間になります。

  • 一人で静かに過ごし、頭を空にする場所なのか
  • ご夫婦でゆっくり過ごす、二人だけの場所なのか
  • ご家族や友人を招く、もてなしの場所なのか
  • 仕事の合間に、短期間こもるための場所なのか

誰が使うのかで、寝室の広さも、キッチンの位置も、ソファの置き方も変わります。MADARAでは、デザインの前に、この目的とターゲットを定めることから設計を始めます。セカンドハウスでは、ご自身だけでなく、滞在するゲストも大切な利用者のひとりです。

ホテルから学ぶべきは、「引き算」と「連続性」

ホテルの空間には、設計の学びがたくさんあります。

持ち込むものを、絞る

ホテルの客室が美しいのは、そこに置かれているものが厳選されているからです。セカンドハウスも、生活用品を最小限にし、空間の余白を主役にすることで、ホテルのような静けさが生まれます。収納は、「たくさん入る」ことより、「必要なものだけが静かに収まる」ことを重視します。

玄関から寝室まで、体験をつなぐ

ホテルでは、エントランスからベッドまで、一連の流れの中で気持ちが切り替わるように設計されています。

  • 玄関を入った瞬間の、光と香りの印象
  • 廊下から部屋へ、視線が開けていく順序
  • 照明の明るさが、段階的に落ち着いていく流れ

空間を「部屋の集合」ではなく「体験の連続」として描く。これが、ホテルライクな空間の本質です。

照明で、時間帯ごとの表情をつくる

ホテルの居心地のよさの多くは、光でつくられています。天井の全体照明に頼らず、間接照明や壁面の光、手元の光を重ねることで、同じ部屋が昼と夜でまったく違う表情になります。

タワーマンションの場合、夜の窓に室内の光が映り込みやすいため、光の位置と明るさの設計が、夜景の見え方まで左右します。

水回りを、ご褒美の場所にする

ホテルでの時間を特別に感じさせるのは、バスルームやパウダールームの存在でもあります。広さだけでなく、素材、光、タオルや小物の収まりまで整えることで、水回りは、一日の疲れをほどく場所になります。

タワーマンションだからこそ活きる要素

タワーマンションには、ホテルライクな空間をつくるうえでの強みがあります。

  • 眺望:窓の向こうに広がる景色が、最高の背景になる
  • 高さがもたらす静けさ:地上から離れた、独立した感覚が得られる
  • 共用部のホスピタリティ:エントランスや共用施設が、迎える体験の一部になる

眺望は、変えられない価値です。その景色をどう迎え、どう暮らしの中心に据えるかが、設計の腕の見せどころです。

不在の時間も、設計に含める

セカンドハウスで見落とされがちなのが、「使っていない時間」の設計です。

  • 長期間不在でも、空間の質が保たれる素材選び
  • 到着してすぐに、くつろぎを始められる動線と準備のしやすさ
  • 手入れが少なくて済む、水回りや設備の計画
  • 管理や点検を、無理なく運用できる仕組み

使っていない時間も含めて、空間の価値が保たれる設計を考えることが、長く愛される別邸の条件です。

「ホテルライク」が、自分らしさを消さないために

ホテルライクを追求しすぎると、「整っているけれど、誰の家でもない空間」になる危険もあります。

だからこそ、ホテルの要素を取り入れながら、そこにご自身の物語を重ねることが大切です。好きな素材、大切にしている時間、手放したくない一品。ホテルにはない、「あなたの別邸」であることの個性が、空間に深みを与えます。

整えることと、自分らしくあること。その両方が成り立つ空間が、セカンドハウスの理想形だと考えています。

宿泊施設の設計にも、携わってきた視点から

MADARAは、一級建築士事務所として、住宅だけでなく、オフィス、店舗、宿泊施設、収益不動産など、さまざまな用途のリノベーション設計施工を手がけています。

宿泊施設の設計では、「誰に、どんな体験を届けるか」を起点に、空間を組み立てます。その考え方は、ご自身とゲストのための別邸づくりにも、そのまま活きると考えています。

次の週末が、待ち遠しくなる場所へ

扉を開けた瞬間に、日常が静かにほどけていく。そこで過ごす時間が、次の一週間を支えてくれる。

そんな場所があることは、とても豊かなことです。

あなたの持つタワーマンションの一室は、ホテル以上に「あなたらしい」別邸になる余白を、まだ残しているかもしれません。


ご相談をお待ちしています

横浜市西区、中区、みなとみらいエリア、そして都内のタワーマンション、都内マンションでセカンドハウスをお持ちの方、またはご検討中の方。「ホテルのような心地よさと、自分らしさを両立した別邸にしたい」とお考えでしたら、ぜひMADARAにご相談ください。

もちろん、その他のエリアの方も大歓迎です。ご購入前の段階でも、まだ具体的なイメージがなくても構いません。まずは、あなたのお話をお聞かせください。

この記事に関連する話題 ▶ あなたの人生が、空間になる。(住まいや働く場づくりで、大切にしていること) ▶ 空間は、人を変える。(時を経るごとに良くなった、ある家の話)

空間づくりについて、まずお話を聞かせてください。

どんな経緯で、どんな空間をつくりたいのか。
その話から、一緒に始めましょう。

無料相談はこちら(オンライン可)

※ご相談は無料です

この記事を書いているのは、横浜を拠点に、東京・神奈川・横浜でリノベーション設計施工、全国でリノベーション設計を手がける株式会社MADARAです。住宅やオフィス・店舗、収益不動産・宿泊施設まで、空間ブランディングの視点で設計しています。

東京・神奈川・横浜でリノベーション設計施工をする株式会社MADARA|空間は、人を変える
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