あなたの人生を、空間に。 ——私たちが、住まいづくりで大切にしていること
はじめまして。株式会社MADARA代表、一級建築士の高瀬です。
このページを開いてくださったということは、住まいやお店、仕事場のことで、何か思うところがあるのかもしれません。まずは、私たちがどんな気持ちで空間をつくっているのかを、聞いてください。
私は、建てない建築士です。
一級建築士でありながら、新しく建てることはほとんどしていません。今ある建物を生まれ変わらせる、リノベーションに特化しています。古い建物には、新築には決してつくれない味わいと、物語がある。使われてきた時間、その土地の記憶。それを消すのではなく、活かして、新しい命を吹き込む。そこにしかない空間が生まれる瞬間を、私は面白いと感じています。
打ち合わせで、間取りの話をしません
MADARAに相談に来ていただくと、少し驚かれるかもしれません。
最初の打ち合わせで、間取りやデザインの話を、ほとんどしないからです。
かわりに、あなたの話を聞かせてください、とお願いします。どんな思い出があって、いま何を大切にしていて、これからどんなふうに暮らし、どんな仕事をしていきたいのか。一見、空間とは関係のなさそうな話を、たっぷり聞かせてもらいます。
なぜなら、その話こそが、これからつくる空間の、いちばん大切な材料になるからです。
人生が入った空間は、育っていく
以前、若いご夫婦のお家をリノベーションしたことがありました。
海外で暮らした思い出を大切にしたい。今は趣味の部屋がほしい。その部屋はいつかは将来の子どものために。友人を招いて、みんなで食卓を囲みたい。——過去の思い出、今の暮らし、未来への願い。その一つひとつを、空間に織り込んでいきました。
ご夫婦のリビング(リノベーション後)
趣味の部屋(将来は子ども部屋に)
一年後、ちょっとした手直しで、そのお家を訪ねました。
扉を開けて、驚きました!完成したときよりも、さらに素敵になっていたんです!きれいに整えられ、家具が増え、住む人の工夫があふれていました。ご夫婦は、こう言ってくれました。「一緒につくった大切な家だから、もっと良くしたくなるんです」と。
このとき、はっきりわかったことがあります。
自分の人生が入った空間は、「自分の分身」のようになる。分身だから、大切にしたくなる。大切にすると、空間はもっと良くなる。良くなると、もっと好きになって、もっと手をかけたくなる。
こうして、良くなっていく循環が回りはじめる。家が、時間とともに価値を下げるどころか、育っていくんです。
私がつくりたいのは、きれいな空間そのものではありません。この「人も空間も良くなっていく循環」が、回りはじめる場所です。
すべての原点は、マッチ箱でした
私がモノづくりを始めた原点は、子どもの頃にあります。
マッチ箱でつくった小物入れ
マッチ箱を組み合わせて、小物入れをつくるのが好きでした。楽しくてたくさんつくっては、近所の人に配っていました。あるとき、渡したおばちゃんが、すごくうれしそうに「こんなに素敵なの、もらっていいの!」と言ってくれた。
自分が楽しんでつくったもので、誰かが喜んでくれる。その喜びは、自分ひとりで何かをやり遂げたときとは、また違うものでした。相手の喜びが、そのまま自分の喜びになる。一緒になって喜び合える喜びを、モノづくりを通して知りました。
あの瞬間が、私の原点です。
そして今も、空間づくりを通して、同じことをしています。
だから、住まいも、お店も、仕事場も
MADARAが手がけるのは、個人のお住まいだけではありません。お店も、事務所も。カタチは様々です。
でも、やっていることは、いつも同じです。
その空間を使う人の物語を聞き、それを空間に込める。すると、その空間は大切にされ、どんどん素敵になっていき、そこに関わる人にも、その心地よさが伝わっていく。住まいなら家族の暮らしが豊かになり、お店ならお客様に愛され、仕事場なら働く人が生き生きする。
きれいなだけの空間ではなく、育っていく空間を。つくって終わりではなく、一緒に育てていける関係を。それが、私たちの仕事です。
まずは、あなたの話を聞かせてください
もし、活かしきれていない建物があるなら。これからつくりたい暮らしや、お店があるなら。
どうぞ、その話から聞かせてください。間取りやデザインの話は、そのあとで、いくらでもできますから。
そしてもし、ここまで読んで、もう少しくわしく知りたいと思っていただけたら。下の記事たちも、ゆっくり読んでみてください。私がこの仕事に込めている思いを、一つずつ書いています。
株式会社MADARA
株式会社MADARA
代表取締役・一級建築士 高瀬友基
- ▶ モノづくりの原体験。
- ▶ 建てない建築士という選択。リノベーションにしかできない空間がある。
- ▶ 空間は、人を変える。
- ▶ なぜあの家は、時を経るごとに良くなったのか?
- ▶ 愛の本質は、一体感。
- ▶ なぜ私たちは、初回打合せで空間の話をしないのか。
収益不動産・宿泊施設をお考えの方は、こちらから
▶ その物件を、選ばれ続ける空間に。(準備中)